テーマ:長編小説

まっすぐな瞳 その3

まっすぐな瞳 その1 まっすぐな瞳 その2 一麒は薪の束を肩に担いで、あぜ道を歩いた。七海の家に行くには、この方が近道だから。田んぼの半分ほどはすでに刈り取られ、馳(ハセ)に掛けられて秋の日差しを浴びている。里山に接した畑には、さつまいもの濃緑の葉が、畝をいっぱいに覆っている。しかし、そんな風に稲や他の作物を植えられて…
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まっすぐな瞳 その2

まっすぐな瞳 その1 「イチ兄、ただいま」 「お帰り、マァ。釣れたか?」  真人が駆け込んだ、赤い瓦屋根の家の庭で、少年が薪を割る手を休めて弟に笑いかけた。筍の皮が落ちて、さらに天目指して伸び始めた若竹の風情。思春期ならではのアンバランスな体つきの中に、弾けるようなバネの存在を感じさせる。そして小春日和そのもののような笑…
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神紀~その3

パソコンいじりの暇を見つけては、ちょっとずつ書いてるんですけど、話につまってきた。 神紀~その1 神紀~その2 +++++++++  ……暑い……  ティルの身体の下から牛車の車軸の軋む音が、絶え間なく聞こえてきた。目を開ければ、雲ひとつない空が広がり、顔の半分に陽が当たっているのが感じられる。光の角度からする…
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神紀 その2

むう、まっすぐな瞳は、前にもここに載せてたなぁ。 まあいいや。 これも前にここに載せたやつの続き。(神紀) ++++++++++  闇の眷属、ハズ神の民のキャラバンは、甘い匂いがした。シ・バズ達も同じ匂いを漂わせていたが、キャラバンの中に入ると、その匂いが一層強まった。その匂いの中心には、巨大な壷があった。 …
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まっすぐな瞳 その1 

プロローグ    オレはずっと、嬉しいから笑うんだと思っていた。  でっかい魚が釣れたとき。父さんのでっかい手のひらが、オレの頭を撫でてくれた時。オレは笑う。嬉しいから。  だけどあの子は。  なぜだろう、とっても寂しそうに笑うんだ。  オレはあの子の、本当の笑顔が見たいんだ。  そのためなら、何だってやろうと思っ…
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灰色の涙が海を越えました。

ずいぶんと報告が遅くなってしまいましたが、灰色の涙をハングルに訳していただきました。 風海さんにお話をいただいてから、この物語を書き上げて、一年が過ぎました。 平和への祈りが、海を越えて一人でも多くの方に届きますように。 翻訳していただいた、Lee joo pillさんのブログです。 아네/…
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リハビリ中。

こっそりと、「けもの」を再開。 ちょっとずつでも書いていけたらいいな、と。 第五話  だけどヨシトは、ゆっくりと後ずさりをした。ヒロはこう言ったんじゃないのか? 人は人として生まれただけじゃ、人として生きていけない、と。  ヒロを抱きたい。セックスをしたい。そんな欲望に従うことは、ヨシト自身もけものに堕ちてしまう…
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けもの

春の競作祭「はじめてのxxx。」参加作品 けもの 投稿しました。 バイトの帰り、ヨシトは幼馴染のヒロと並んで、最終バスを待っていた。闇に縁取られた口元が、ヨシトに問う。 「けものって、なに?」 はじめて僕は彼女の心を覗いた。はじめて僕は彼女を抱きしめた。はじめて僕は彼女を欲しいと感じた。はじめて僕は彼女が愛…
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いばらの冠~叱責~

春エロス2008参加作品 「いばらの冠」第一話 ~叱責~ 投稿しましたっ。 すいません。つい勢いで。 って、なんで謝ってるのか分かりませんけど、とりあえず、監禁物という誤解をされてる方が多いみたいなので、それを払拭するために。 しばらくエロなしです。 ちょっと心配。企画の趣旨から外れそうで。 その分濡れ場…
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いばらの冠

「春エロス2008」参加作品 「いばらの冠」 プロローグ~修二~ 投稿しました。 エロスってことで、あれね、R15。 ……口調がおかしい(笑) 女性視点の一人称ってことで、いろいろ女キャラを作ってみたんだけど、語り手としては使っていないので、あまり出す機会がない。 大体、一人称って、三人称より難しいと思…
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暗蔵

風邪を同居人からうつされて、もうくらっくらです。 薬を飲んだのに、熱が下がらない(泣) なので、赤天外伝の投稿を済ませちゃいました。 贖われざる罪に祈りを 宣伝どうしよう。 めんどくさいからいいかな。 あまりにアクセスが少ないようなら考えます……って、今以上に減っちゃったらやばすぎるんですけどね。いいや。年末だし。 …
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カマキリの森(仮題)

あと二十二時間三十分後には赤天外伝の連載を始めなきゃならないのに、いまだタイトルすら決まってません。 ただいまの候補。 赤い瞳の天・外伝~贖うは罪~ カマキリの森~赤い瞳の天外伝~ 怪奇、カマキリ女 いやいや…… 赤い瞳の天~罪と罰編~ どっかで聞いたことが。あ、バスタードか。 サブタイトル的なものな…
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昔のネタ帳見っけ。

某日本最大の掲示板ではない掲示板で繰り広げられている、二台のロケットのパラドックスの議論もそろそろ大詰めを迎えました。つうか、一年半前の議論のラストに戻っただけっていう気がしないでもないですが。 すっごい丁寧に解説をしてくれる、物理に詳しい方がおられまして、ROMってるだけで面白いのですが、なかなかスレ主さんが理解してくれない。 ま…
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「灰色の涙」連載開始!!

赤天ももちろん更新しましたけど、今日の目玉はこちら~ 「灰色の涙」 連載開始~ 以前より何度か言ってました原爆ものです。 この作品は前書きにも書きましたけど、八月六日に、岩手県北上市で開催される「みちのく芸能まつり 花火大会」のために、風海さんからお話をいただいて書き下ろしたものです。 八月六日。 原爆が広島に投…
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長編シリーズ(連載中)

赤い瞳の天(そら) 第一部・剣と盾 人ではなく、法が統べる地、 動かぬ月が常に中天から見下ろす地、アロウナ。 父親に追われる少女と、 王を失った戦士の運命が、 一人の男の上で交わるとき、 密林に覆われたアロウナの大地に、激震が走る。 1/13 第一部完 第二部・闇の瞳 女の耳に、ある噂が届いた。一…
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